女性の潮吹き「尿失禁説」・「愛液説」・に続き「射精説」!?
いまやAVでは当たり前のように登場する「潮吹き」。
男なら「一度は吹かしてみたい」と思うものだが、その「潮」の正体はこれまで“永遠の謎”とされていた。
潮吹きについて初めて医学的に言及されたのは、1944年に遡る。
ドイツ人医師が、性欲を喚起する場所として「Gスポット」を発見。そこを刺激することによって、「ある液体」が膣口から飛び散る現象について言及したのだ。
しかし、その液体が何であるかやメカニズムについては解明されなかった。
その後も数々の性科学者がこの謎に挑んだが、愛液があふれ出したものという「愛液説」、膣口からではなく尿道から尿が出ているとする「尿失禁説」など諸説飛び交い現在に至っている。
女性外性器8000例の研究をもとに、『日本女性の外性器』という大著を著わした故・笠井寛司博士もまた、「潮吹きとは、尿失禁である」との見解を発表していた。
しかし最新研究によって、ようやく神秘の扉が開いてきた。潮吹きは「女性の射精」という学説が登場したのだ。
男性の射精は、前立腺液などに精子がまざったものが精液として放出される。
女性の潮吹きも、精子がまざっていないだけで、前立腺液に相当する分泌液が尿道を介して噴出したものだという。
つまり、潮吹きは女性の「射精」に等しいということだ。医師の解説によると、
「潮は愛液と勘違いされやすいのですが、そもそも愛液は膣壁から汗のように分泌されるもの。潮は尿道から出ることがわかっていますから、愛液ではありません。尿道から出るなら尿ではないかとの説も根強くありましたが、潮の成分と尿の成分とは全く異なっているというデータがあります。女性にも男性の前立腺に相当するものがあり、そこから分泌された液が、男性の射精に近い形で放出されると考えられるのです」
女性は前立腺を持たないが、それに相当する器官から「潮」が分泌されているというのである。
「男性の前立腺に当たるのは、女性のスキーン腺という器官です。このスキーン腺からの分泌液が潮と考えられており、分泌液からは、男性の前立腺液と同じ酵素が見つかっています。スキーン腺の分泌液がすなわち潮というのが今、性科学の分野で主流になってきている考え方です。
ただし、スキーン腺は医学の解剖の教科書にも載っていない器官で、万人にあるものなのか、どういう働きをするものなのかはいまだに不明確です」
まだまだ不確定要素が多いとはいえ潮の正体にはかなり近づいたといえそうだ。
威龍シリーズに女性用媚薬とよばれる「女龍」がありますが、媚薬を服用すると女性は潮を吹きやすくなるかも???
※週刊ポスト2012年5月
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