2015年8月アメリカ食品医薬品局(FDA)が性的不能治療薬「バイアグラ」の女性判といわれている新薬「フリバンセリン」(商品名:addyiアディ)を処方薬として認可しました。10月中旬からアメリカで販売可能になる見通しです。
FDAの認可に至るまでにはジェンダーバイアス(性的偏見)ではないのか等いろいろと議論があったようです。
さらにこの新薬を手がけるアメリカ製薬会社の買収報道もあり薬を巡る動向から目が離せません。
この度認可された「フリバンセリン」の臨床治験に参加した複数の女性の証言を米紙ワシントンポストが伝えている。
このうちの一人はセックスレスに悩み結婚生活さえも危うくなりかけていたが、治験に参加したことにより夫との夜の営みも復活したという。女性はその時の経験を「まるで電気スイッチが入ったかのようだった」とたたえている。
電気スイッチの例えはいまいちよくわからないが、とにかく凄そうである。
もともと、「フリバンセリン」はドイツの製薬会社が抗うつ剤として開発したのだが、抗うつ剤としての効果は可もなく不可もなしといった感じだったが、ドーパミンの分泌などに顕著に作用することが分かった。
狭心症の治療薬として研究・開発が進められていたバイアグラが男性用性的不能(ED)治療薬として効果があることが確認されたのと同じような経過をたどったといえる。
バイアグラが男性器に対する血流を増やすことで勃起効果がでるのに対し、「フリバンセリン」は性欲にかかわる神経伝達物質であるドーパミンやノルアドレナリンを多く出すよう脳に働き掛けることで効果をもたらすという。
これまで「フリバンセリン」は2010年と2013年の2回にわたってFDAの認可が見送られてきた経緯がありあます。
その都度FDAの性的偏見(ジェンダーバイアス)ではないか!!
と批判され論争が起こってきました。
FDAは男性の性機能障害に関する多くの治療薬を承認しているにもかかわらず、女性を対象にした医薬品の審査には厳しく、性的偏見が存在しているとの批判である。
つまり、男性には「バイアグラ・シアリス・レビトラ」等のED治療薬があるのに、なぜ女性には同じような薬がないのか。女性は性に関して男性と平等に治療を受ける権利があるはずだ!!という訴えだ。確かにおくれている!!
威龍シリーズでは男性用「威龍・超威龍・新皇帝超威龍」
女性用に「女龍」と販売されている。
しかも「女龍」もなかなかの販売数量である。
需要が多い為の必然的アイテムなのである。
漢方医薬品の「女龍」が漢方であるが故に副作用がないのに比べ「フリバンセリン」は吐き気・めまい・眠気・低血圧等の副作用が報告されている為、しばらくは様子を見るのが賢明かと思われる。
それでも新薬開発は人の営みを劇的に変える可能性があることには間違いなさそうである。
コメントをお書きください